“2007年度 21世紀COE航空宇宙流体科学サマースクール実施報告” 

 


21世紀COE航空宇宙流体科学サマースクール

2007年8月7(火)−10(金)

於 鳥取大学 工学部




     東北大学の21世紀COEプログラム「流動ダイナミクス国際研究教育拠点」が主催となり, JAXAおよび東北大学・鳥取大学・名古屋大学教員・院生の交流を目的としたサマースクールが開催されました. 学内外から特別講師をお招きし,特別講演,学生による研究発表およびディスカッションを行いました.
   JAXA 総合技術研究本部の吉田氏からはソニックブームの理論と ソニックブーム低減形状に関してご講演頂きました. JAXA 総合技術研究本部 計算科学研究グループの中村氏,相曽氏,村上氏,新城氏 および大川氏からは計算科学グループの取り組みの紹介と数値シミュレーションの 理論,音響解析,燃焼解析,計算機のインフラ整備に関してご講演頂きました. JAXA 航空プログラムグループ 国産旅客機チームの村山氏,金崎氏,千葉氏からは 航空機離着陸形態の風洞模型である JAXA高揚力装置模型に対する風洞試験結果と そのナセルチェイン最適化,静粛超音速研究機における主翼多分野融合最適化について ご講演頂きました.    本学東北アジア研究センターの後藤氏からは,火山の噴火メカニズムの紹介と 噴火における気体の影響に関してご講演頂きました.
   特別講師の方々には最新の研究成果をお話し頂き,学生にとっては今後の研究を進める上で大いに刺激に なったことと思います. さらに,参加した学生は自らの研究を発表し,研究室ゼミとは異なる雰囲気の中で鋭い質問・意見を交換することができました.







- 特別講師と講演題目 -

◆ 吉田 憲司 氏 (JAXA 総合技術研究本部 事業推進部)
      - 超音速機の空力設計に関する話題(その2)
                〜低ソニックブーム理論と設計法〜


◆ 中村 孝   氏 (JAXA 総合技術研究本部 計算科学研究グループ)
      - JAXA計算科学の取り組み

◆ 相曽 秀昭 氏 (JAXA 総合技術研究本部 計算科学研究グループ)
      - 数値シミュレーション、その現象から理解までの道筋

◆ 村上 桂一 氏 (JAXA 総合技術研究本部 計算科学研究グループ)
      - JAXA/IAT/CSRGにおける音響研究への取り組み

◆ 新城 淳史 氏 (JAXA 総合技術研究本部 計算科学研究グループ)
      - JAXA/IATにおける燃焼解析の進展と課題

◆ 大川 博文 氏 (JAXA 総合技術研究本部 計算科学研究グループ)
      - 数値シミュレーションを支える計算機インフラ技術

◆ 村山 光宏 氏 (JAXA 航空プログラムグループ 国産旅客機チーム)
       - JAXA高揚力装置模型風洞試験とCFD解析について

◆ 金崎 雅博 氏 (JAXA 航空プログラムグループ 国産旅客機チーム)
       - 実験的設計探査法によるナセルチャイン取り付け位置最適化

◆ 千葉 一永 氏 (JAXA 航空プログラムグループ 国産旅客機チーム)
       - 静粛超音速研究機主翼の多分野融合最適設計

◆ 後藤 章夫 氏 (東北大学 東北アジア研究センター)
       - 火山噴火における気体の役割



- 参加学生 -

◆ 東北大学 大林研,小濱研,澤田研,中橋研

◆ 鳥取大学 川添研

◆ 名古屋大学 佐宗研