国際インターンシップ体験記

Lyon(丘の上のノートルダム寺院から)
GEMPPM, INSA-Lyon

 

博士課程後期2年 奥山 武志
インターンシップ研究課題名:形状記憶合金の疲労特性に関する研究
派遣先:GEMPPM, INSA-Lyon, フランス
派遣期間:平成16年3月2日  〜  平成16年3月24日
受入れ教官名:Professor Ge'rard Gue'nin and Professor Michel Morin

 

3月2日、成田21:55発エールフランスでフランスへ。この飛行機を使うと、パリに翌朝着け、リヨンには昼前に着くことができるため、いいです。到着した日に日仏ワークショップがあり、それに参加し、発表もすることもできました。INSA-Lyonは、TGVのリヨン駅からTramwayに乗ると迷うことなく、たどり着けます。

初めの数日はGuenin先生、Morin先生と実際にインターンで行う研究内容について打合せを毎日行っていました。日本にいるときから、メールで内容についてはいろいろ議論していたのですが、私が今研究に携わっている人工肛門括約筋に用いる形状記憶合金の疲労特性を評価することにしました。行ってみないとわからないこともあるのですが、事前にどれだけコンタクトを取るかが非常に重要であることを実感しました。2週間ほどを実験装置や治具づくりに費やしてしまいました。実験装置ができてしまえば、あとは、結果を待つだけ。全然疲労してくれなかったので、実験装置を動かしたまま帰国することになりました。結局、人工肛門括約筋が想定する繰り返し数に対してはほとんど変化しないという結果を得ることができました。

土日は、大学も閉まってしまっていたので、Lyonの街を散策したり、公園で読書をしたり、美術館に行ったりとしてゆったりとした時間をすごしていました。

3月24日、パリ23:15発エールフランスで日本に帰国。このインターンシッププログラムを通じて研究面、文化面で国際感覚を養うことができてフランスでの時間は本当に有意義でした。Guenin先生、Morin先生をはじめとするINSA-Lyonの先生方、COEプロジェクト関係者の皆様、ありがとうございました。

 
Morin先生, Guenin先生と
実験装置