インターンシップ体験記

博士課程後期3年の課程 1年 竹野貴法


今回9月21日〜10月11日の約3週間に渡りフランスのリヨン工科大学(ECL:Ecole Centale de Lyon)にてインターンシップを行ってきた。大学はEcullyという場所にあり、滞在していたホテル(リヨンオペラ座の近く)からバスで約1時間の場所にある。

研究テーマは非晶質炭素薄膜のトライボロジー特性に関するものであった。恥ずかしい話ではあるがトライボロジーの『ト』の字も知らない未熟な僕であったが、受け入れ先の先生や研究者の方々には非常に親切かつ丁寧に対応して頂いた。実際に研究を共にしてくださったのは、Michel BELIN博士、Viviane TRUQさん(Ph.D学生)である。具体的には摩擦試験と同時に薄膜-ボール間の接触抵抗を測定することで、摩擦現象の間にどのような事が薄膜表面で起きているのかということを可視化することにある。結果は非常におもしろく、今後もECLと連絡を取りながら役割分担のもとに研究内容を進めていくことになっている。

週末は同時期にECLに滞在していた伊藤耕祐さん(工学研究科 博士課程後期課程生)や同じくインターンシップでJAXAから来ていた岩木氏に市場やお城、スポーツ観戦といろいろと連れて行って頂き、非常に貴重な体験をさせて頂きました。

最後にこのインターンシップを通じて国際協力の大切さ、また研究への取り組み方を多く学んだように思います。3週間は非常に短くあっという間でしたが、普通3週間では得られないくらいの経験をさせて頂きました。受け入れてくださいました、Denis MAZUYER教授、Michel BELIN博士、Julian FONTAIN博士、Viviane TRUQさん、COEプロジェクト関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。


右より
Michel BELIN博士
自分
伊藤耕祐さん
Viviane TRUQさん