国際インターンシップ体験記

環境科学研究科 博士課程後期2年 渥美 崇
受け入れ機関:マサチューセッツ工科大学
期間:2004年9月1日〜2004年11月28日

マサチューセッツ工科大学(MIT)へ約3ヶ月間滞在をしました。MITといえば、皆さんご存知の通り、世界最高峰の大学であり設備、環境は日本の大学と比較にならないほどで圧倒されました。また、すぐ近くにハーバード大学もあり、こちらは敷地が小さくこじんまりしていましたが、博物館、美術館の充実ぶりは大学の域を超えていました。
MITにおいては、磁性流体ハイパーサーミアに用いる磁性粒子の発熱効率に関する基礎的検討を行い、講義にも参加しました。研究では、1ヶ月目に教授とのディスカッション、論文読み、参考書の内容理解、資料作成を行い、その内容をまた教授とディスカッションするという繰り返しを行い、2ヶ月目にディスカッションの内容から、理論計算のプログラム作成を行いました。3ヶ月目には、内容をまとめて発表資料の作成、ディスカッションを行いました。講義は、学部生を対象とした講義でありましたが、大変レベルが高く、宿題の量が半端ではなかったです。アメリカの大学生はよく勉強すると聞いていましたが、そのとおりであると実感しました。日本の大学生の10倍は勉強するようです。
私の滞在期間は約3ヶ月でありましたが、研究への取り組み方、友人と過ごす時間、街の風景、その地域に暮らす人の生活、危険なこと、楽しいことなど日本では経験のできない場面に多数直面しました。これらの経験は旅行などでは決して得られない、かけがえのないものとなると思います。
最後に、本インターンシップへの参加にあたり大変多くの方々のご協力をいただきました。本当にありがとうございました。