当コンソーシアム「太陽電池」分科会の第3回セミナーを開催します。
皆さま奮ってご参加下さい。
【日時】
2013年7月10日(水)16:00-17:00
【題目】
分子動力学シミュレーションによるプラズマ表面相互作用解析
【講師】
浜口 智志(教授・大阪大学 工学研究科)
【要旨】
近年、微細化の限界に到達しつつある半導体デバイスでは、その製造過程において、表面から1ナノメートル程度の深さの表面層に、 プラズマエッチングプロセスによるイオン照射ダメージが形成される可能性がある。このようなダメージは、デバイスの性能劣化の主要な原因となる。
本講演では、分子動力学(MD)シミュレーションを用いて、プラズマプロセスにおける表面ダメージ形成過程を解析する手法を紹介する。
たとえば、HBr/O2プラ ズマを用いたゲートエッチングプロセスにおいては、質量の小さな水素イオンによる表面ダメージは大きく、 シリコンリセスの原因となるばかりでな く、finFETのチャネル形成過程においても、チャネルとなる側壁へのダメージ形成の原因となる。
イオンビーム照射実験結果とMDシミュレー ション結果を比較しながら、水素イオン入射による表面ダメージ形成過程について、詳しく議論する。
【場所】
東北大学 片平キャンパス 流体科学研究所 2号館5階 大講義室 (地図)
【参加登録】
参加ご希望の方は、7月8日(月)までに、事務局へメールでご連絡下さい。
担当:小林 (kobayashi*sammy.ifs.tohoku.ac.jp [「*」を「@」に変えて下さい] )
【開催報告】寒川研究室HPへ