“グローバルCOE航空宇宙流体科学サマースクール2009実施報告”

 



2009年8月8(土)−10(月)

於 ヴィライナワシロ
福島県耶麻群猪苗代町




  東北大のグローバルCOEプログラム「流動ダイナミクス知の融合教育研究世界拠点」が主催となり,JAXAおよび東北大,名古屋大,鳥取大教員・院生の研究交流を目的としたサマースクールが開催され、合計31名(うち外国人2カ国、2名)の参加者が集まりました。東北大内のみならず、他の研究機関、大学から講師をお招きし、特別講演及び学生による発表とディスカッションを行いました。
  今回のサマースクールでは、まず始めにJAXA 研究開発本部 数値解析グループの松尾氏よりAMRによる流体解析についてお話していただき、続いて同グループの村上氏、溝渕氏から音響研究への取り組みや数値解析による燃焼研究の進展についてご講演いただきました。また、JAXA研究開発本部 風洞技術開発センターの飯島氏、中北氏から超音速風洞の起動/停止荷重やJAXAにおける光学的空力計測技術についてご講演いただきました。その他にも、JAXA 航空プログラムグループ無人機・未来型航空機チームの小林氏よりJAXAにおける未来型航空機技術開発について, JAXA 研究開発本部数値解析グループの中村氏からJAXAでの現在の研究状況紹介,相曽氏から数値計算法に残された問題という題目でご講演いただきました。その上、名古屋大学の佐宗先生より交通流に現れる衝撃波についてご講演いただきました。
  最新の研究成果、技術をご説明いただいたので非常によい励みになったと思います。また学生の発表では、多くの専門家による異なる視点からの鋭い質問やアドバイスをいただけたので、学生達にとってとてもよい刺激になりました。

- 講師 -

◆ 松尾 裕一 氏 (JAXA 研究開発本部 数値解析グループ グループ長)
  - AMRによる流体計算について

◆ 中村 孝   氏 (JAXA 研究開発本部 数値解析グループ)
  - JAXAでの現在の研究状況紹介

◆ 溝渕 泰寛 (JAXA 研究開発本部 数値解析グループ)
  - 数値解析による燃焼研究の進展

◆ 相曽 秀明 氏 (JAXA 研究開発本部 数値解析グループ)
  - 数値計算法に残された問題

◆ 村上 桂一 氏 (JAXA 研究開発本部 数値解析グループ)
  - JAXA/ARD/NAGにおける音響研究への取り組み

◆ 小林 宙 氏 (JAXA 航空プログラムグループ無人機・未来航空機チーム)
  - JAXAにおける未来型航空機技術開発について

◆ 中北 和之 氏 (JAXA 研究開発本部 風洞技術開発センター 高度化セクション)
  - JAXAにおける光学的空力計測技術の研究開発

◆ 飯島 秀俊 氏 (JAXA 研究開発本部 風洞技術開発センター)
  - 超音速風洞の起動/停止荷重について

◆ 佐宗 章弘 氏 (名古屋大学 航空宇宙工学専攻)
  - 交通流に現れる衝撃波

◆ 高橋 俊 氏 (東京農工大学大学院 工学府 機械システム工学専攻)
  - Building-Cube Methodによる数値解析の拡張



- 参加者 -

◆ 宇宙航空研究開発機構 研究開発本部,航空プログラムグループ

◆ 東北大学 大林研,浅井研,中橋研

◆ 名古屋大学 佐宗研

◆ 鳥取大学 川添研

◆ 東京農工大学 新井研