情報アーカイブ - 震災復興

東日本大震災からの復興に向けた
流体科学研究所の社会貢献

わが国は、今も震災からの復興に向けて様々な問題に直面しています。流体科学研究所は、流体科学に関する最先端の研究を通じて、 震災からの復興に重要なエネルギーに関わる諸問題を解決することにより、社会に貢献してまいります。

組織的取組

エネルギー価値学創生研究推進拠点

流体科学研究所未到エネルギー研究センターを中心に全学的なエネルギー研究連携を模索し、社会にインパクトある研究A-3「エネルギーの新しい価値観創造と展開」の議論を経て、全学的組織の学際研究重点拠点として「エネルギー価値学創生研究推進拠点」が設立されました。流体科学研究所は、全学的な取組の中でエネルギー研究を強力に推進して参ります。


社会にインパクトある研究A-3

エネルギー価値学創生研究推進拠点

原子炉廃止措置基盤研究センター

原子炉廃止措置基盤研究センターは、原子炉廃止措置において特に重要度が高く、かつ、東北大学の伝統的な強みである材料研究のポテンシャルを活かすことのできる技術課題に取り組んでいます。流体科学研究所は、「英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業 廃炉加速化研究プログラム 日仏原子力共同研究」を通じて貢献して参ります。


原子炉廃止措置基盤研究センター

日仏原子力共同研究


過去の取組

  • 圓山重直教授(伝熱制御研究分野)が福島第一原子力発電所事故の熱解析と収束プランの提案「HTC Report33.1─小松左京が遺したもの ―震災の記憶・未来へのことば―トークイベント関連資料」を公開しました。

  • 圓山重直教授(伝熱制御研究分野)が福島第一原子力発電所事故の熱解析と収束プランの提案「HTC Report32.2」を公開しました。

  • 低乱風洞実験施設において、「3.11追悼イベント」で使用する絵灯籠の耐風試験が行われ、電子絵灯籠の開発に協力しました。

  • 円山重直教授が「1号機冷却系動いた?福島原発もうひとつの事故解析上・下」を発表しました。日経産業新聞2013.05.14-15 上-9面掲載 下-7面掲載)

  • 円山重直教授らが行っている「海洋メタンハイドレートを利用した二酸化炭素無排出発電システム」の論文が紹介されました。(Renewable Energy Global Innovations (http://reginnovations.com/ )に掲載 2013年2月7日))

  • 石本淳 教授らは、漂流物・震災がれきが混入した津波の衝撃力を評価するコンピューターシミュレーション(模擬実験)技術を開発しました。

  • 寒川誠二教授らのグループはシリコンナノ円盤アレイ3次元超格子構造によるエネルギー変換効率50%超中間バンド型シリコン量子ドット太陽電池実現のためのバンド構造を理論的に解析したことを発表しました。

  • 寒川誠二教授はバイオテンプレート極限加工により損傷がなく10倍高密度の量子ドットを作製して、発光に成功したことを発表しました。

  • 寒川誠二教授は高密度・均一量子ナノ円盤アレイ構造による高効率・量子ドット太陽電池の実現(シリコン量子ドット太陽電池において世界最高変換効率12.6%を達成)を発表しました。

  • 西山秀哉教授らのグループは、微小放電を伴う気泡ジェットによる汚水の有機物質の高効率分解技術を開発しました。(日刊工業新聞2011年8月1日掲載)(日本経済産業新聞2011年8月9日掲載)

  • 丸田薫教授は、2011年より実施しているNEDO「高温酸素燃焼技術の研究開発」において超高効率の加熱炉技術の研究開発を継続しているほか,学会発表等に加えて,燃焼過程において不可避的に生じるエクセルギー損失を大幅に低減するための考え方を一般化し,自動車技術(2012年4月号)東北大学広報誌「学びの杜」(2013年6 月)等により広報に務めている。(2011年7月15日~)

  • 圓山重直教授は、無動力原子炉冷却システムの提案を行いました。(電気新聞:2011年7月15日)