博士課程3年の藤井宏之です.学部は筑波大学の物理学科凝縮系に所属しておりましたが,ふらふらと東北大学徳山研に来ていつの間にか4年を終え,今年度でいよいよ卒業の予定です.大学を変更し徳山研に移った理由としては推薦で試験が簡単だった...のではなく,徳山先生の研究に惹かれたためです.本研究室ではガラス転移現象を理論と計算機実験で研究しているわけですが,最近になって,ガラス転移の興味深さを感じてきております.卒業後はポスドクとして働きたいと考えておりますが,どうなるかはわかりません.自分の人生ですので,好き勝手に生きていく所存です.文面のとおり,非常にゆるい性格です.

News

Schedule of a seminar is   

  update(2011. 4.24)


Paper is published (2011.2.14)








My photo albums

(Under construction)


Internship at MIT

2010



Conference (Australia)

May 2006









My favorite text books

(あくまで好きなものであり,理解しているわけではありません)

・非平衡統計熱力学

     ズバーレフ著


Theory Of Simple Liquids

        by HANSEN and McDonald


Optics

     by E. Hecht and A. Zajac

  (最近光学を学んでおります

   が,この本はとてもわかり

   やすく,図も豊富でおすす

   めです.)



My favorite books

・雨鱒の川

・ここに地終わり海始まる

・海辺のカフカ


My favorite artists

・中島潔 ・中村佑介





Link

 

自己紹介:

研究内容:

修士の頃に3成分金属ガラスを分子動力学を用いて研究しまして,現在も同じ系を用いております.アプローチの方法は様々なものがありますが,本研究室では徳山先生の理論を用いて,学生が行った計算機実験結果を解析するのが主流となっており,私もその一人です.具体的には拡散係数や平均二乗変位などの自己相関の時間発展について測定し,液体理論の拡張である平均場理論を用いて普遍性を研究しています.過冷却液体では,長さスケールが臨界現象のように大きくなりませんが,時間スケールは大きくなっていきます.私のイメージでは系の詳細にも依る部分もあるが,普遍的な部分もあるのが過冷却液体領域です.現在は計算機実験を中心に行っておりますが,本来は理論に非常に興味があります.しかしながら,なかなかそれを中心に据えるのは難しいのが現状です.

研究室紹介(私の観点から)

基本的に本研究室では自由です.ですが自分で研究する必要があり,指示待ちの方には少々厳しい場所かもしれません.週に1,2回の議論やゼミ以外は思うがままに活動できます.私は頻繁に外に出て気分転換しています.研究室内や周りに外国人の方が沢山いらっしゃるので,とてもよい刺激になります.突発的に温泉に行ったり,ボーリングに行ったりします.現在は先生が理論などを用いて学生に示唆し,それを計算機で学生が確認するという流れ作業が確立しつつありますが,そのような流れを打破したいと考えています.

国際インターンシップ派遣

2010年の9月から11月の3ヶ月間MITのオッペンハイム名誉教授にお世話になりました.東北大学ではGCOEの支援によって,海外の大学に滞在することができます.

英語が苦手な私は修士までは絶対に海外の大学に行かないぞと決意しておりましたが,いつの間にか派遣申請をしておりました.MITやハーバード大学,ボストン大学など,トップクラスの大学の研究者を目の当たりにし,ただただ驚くばかりの3ヶ月でした.海外で滞在したことで自分の視野が少しだけ広がり,大変よい経験となりました.(報告書や派遣情報はこちら

トルコ旅行にて

2010.3)

背景は石灰の地層です.