ペットボトルロケット出前工作授業

青山小学校(2003.7.18)



風船を使ってロケットの飛ぶ原理を説明
 「ペットボトルロケット出前工作授業」は、ロケットについての講演やペットボトルロケット(水ロケット)の製作・打ち上げを通し、子供たちに科学の楽しさを体感してもらうことを目的とした出前授業です。今回は利府町立青山小学校で小学6年生を対象に行われました。
 出前授業は、ペットボトルロケットを作る前に、円山教授によるロケットについての講演が行われました。ロケットの飛ぶ原理を分かりやすく説明し、それを踏まえた形でペットボトルロケットの作り方やより遠くへ飛ばすためのコツなどを子供たちに話しました。
 上の画像は、風船を使ってロケットの飛ぶ原理を説明しているところです。他にもストローや台車を使って解説しました。百聞は一見にしかずで、実際に目で触れ経験することで得られるものの方が多いでしょうし、何より楽しいです。子供たちだけではなく同伴の保護者の皆さんもこの講演を楽しく聞いていました。講演が終わったところで、ペットボトルロケット製作に入り、子供たちは思い思いのペットボトルロケットを作っていました。
 最後に、出来上がったペットボトルロケットを校庭で飛ばしてもらいました。発射には私たちの研究室で製作した5連のロケット発射装置を使いました。この発射装置は自転車用の空気入れで水の入ったロケットに空気を入れ、圧力ゲージでロケット内の圧力を確認できます。また空気を入れていくと、圧力で空気入れを押し難くなるので、圧力を実感することができます。
これがペットボトルロケットです
空気を入れて...
レバーを引いてロケット発射
 水を噴き出しながら飛んでいくロケット。発射した時の水しぶきがとても爽快でした。ちなみにロケット内の圧力は2気圧で発射し、中には60m以上飛ばした人もいました。