どんと祭






5年前来日してから初めてこのような祭りに参加したフェリペです。現在東北大学の工学部の4年生です。

僕は暖かい南米の国、コロンビアから来ました。コロンビアは赤道直下の国なので季節がありません。

僕は日本に来てから初めて季節を体験しました。全く同じ場所なのに、時間が過ごせば過ごすほど気温や天気が変わるなんて僕にはなかなか信じられないことでした。

暖かい国から来た僕にとっては日本の冬はまるで冷蔵庫の中のようでした。

そして、ついに今年1月14日にどんと祭の裸参りに参加しました。 裸参りは、裸に近い格好で集団で神社に参拝する行事です。

そして、参拝中は、「含み紙」と呼ばれる紙をくわえるために、私語はできません。右手には鐘・左手に提灯を持ちます。

私たちは東北大学流体科学研究所から大崎八幡宮まで参拝しましたが、1時間以上かかり、とても寒かったです。

やっと大崎八幡宮に着き、祭壇では含み紙を取ってお酒をいただきました。お酒を飲んだあと今まで見たこともない大きな火の前に行き、3周しました。

この火は正月の間に各家庭に訪れていた神々を送る「御神火」として、あたると心身が清められ、一年間無病息災・家内安全の加護を得るという言い伝えがあるそうです。

僕にとってこのようなことは地球の反対側にある母国で考えられなく、日本でしか経験できないことです。

本当にいい経験になりました。また来年と再来年機会があればもう一度参加するつもりです。