ペットボトルロケット出前授業を小学校3校で実施






9月17日,18日の両日にわたって仙台市内の以下の小学校に出向き,東北大学流体科学研究所の圓山重直教授によりペットボトルロケット教室が開かれました.

9月17日(木) 9:40-12:00 仙台市立南小泉小学校
                 参加者  5学年 81名
9月18日(金) 9:00-11:30 仙台市立鶴巻小学校
                 参加者  5学年 91名
         13:30-15:20 仙台市立野村小学
                 参加者 5,6学年 22名

この教室ではペットボトルロケットの作成のみならず,ロケットの基本的な原理まで勉強をします.
ロケットが飛ぶ原理である「作用・反作用の原理」は人間が今まで発見した最も素晴らしい原理の一つです.
圓山教授は児童にわかりやすく説明するために,なぜ私たちはジャンプできるのか?

また,なぜロケットが飛ぶのか?という質問から語り始め,アニメの鉄腕アトムのを例に出して,多くの児童が体験をすることで原理に気づいたようです.

私たちは床を蹴ってジャンプができるように,ロケットは燃料ガスを排出して空を飛んでいるわけです.
この異なる二つの現象は同じ作用反作用という法則に従っているのです.

原理の説明が終わってから,日本初のジェットエンジンの写真が紹介されました. 圓山先生によると,このジェットエンジンを製作したのは圓山教授の教授の教授だそうです.

また,アポロ計画の映像も紹介があり,現在日本でこういうロケットを開発しているのは圓山研究室で卒業した学生だそうです.
これを通して,このような技術は難しくてなかなか手が届かない技術ではなく,とても身近なものであり,小学生も頑張れば将来このような仕事に携わることができる,とお話しておりました.

人間によって造られた多くのものは夢から始まるのではないかと思います.

そして,鉄腕アトムのように宇宙に行って飛ぶ夢を圓山先生が小学生に伝えていたように,夢や希望は私たちが生きていくために必要なものだけでなく,社会や国がいい方向に発展していくために必要だと感じた出前授業でした.



修士1年 Torres Felipe