SSC

超音速燃焼

超音速流中で火炎を安定させるのは難しく、

燃焼学でも保炎機構の問題として研究されてい

る。次世代超音速機のエアブリージングエンジ

ンとしてとしてスクラムジェットエンジンがあ

げられるが、その開発における必要不可欠の技

術として火炎の安定化も含まれている。

　保炎性能を向上させるため、超音速剪断層や

よどみ点流れでの着火・燃焼、燃焼領域におけ

る衝撃波の効果、二分割ストラット、予燃焼室

付きストラットなどに対し、実験及び数値計算

の両面から研究を行っている。

衝撃波とストラット背後のシャドウ

グラフ(マッハ数2.5)

入射衝撃波と燃焼領域の相互作用が

観察される。衝撃波の入射によって

保炎性能が改善されている。