乱流燃焼
 化学反応と流れとが、相互作用を生じる最も特徴的な

例として乱流火炎がある。例えば、乱れ強さが非常に強

くなると、化学反応が流れに追いつかず、局所消炎が生

じる。

 本研究分野ではレーザートモグラフィーやLIFなどに

よるレーザー可視化法を用い、様々な高圧環境下におけ

る乱流火炎の構造について研究を行っている。この研究

は、燃焼器の性能向上はもちろん、燃焼排出ガス中に含

まれる有毒なガスを減少させることにも有効である。
0.1 MPa     0.25 MPa     0.5 MPa      1.0 MPa
高圧予混合乱流燃焼
 1.0MPa(10気圧)におけるメタン−空気

乱流予混合火炎のOH-PLIF画像である。

 高圧環境下においてLIF法を効果的に適

用するための技術を研究している。

 容器内圧力2.0MPaに対する乱流予混合

火炎に対しても適用可能で、火炎先の細

かい構造までOH画像から見て取ることが

出来る。
高圧予混合乱流火炎の

LIFによる可視化