平成21年8月3日 特別講演会
講師: 鈴木俊一(東北大学流体科学研究所・客員教授)
日時: 平成21年8月3日 (月) 13:00 〜 14:30
場所: 東北大学流体科学研究所1号館 講義室
題目: BWRにおけるSCC研究
概要:
近年、沸騰水型原子力発電設備(BWR)における炉心シュラウド及び1次冷却水再循環系(PLR)配管の低炭素ステンレス鋼において応力腐食割れ(SCC)が発生している。低炭素ステンレス鋼は耐SCC性の高い材料であるため、社会的にも技術的にも大きな関心が寄せられている。以上を鑑み、本講演では以下の項目について概説する。
(1) 低炭素ステンレス鋼におけるSCCの背景
(2) 炉心シュラウド及びPLR配管におけるSCCの特徴
(3) 構造健全性評価
(4) SCC抑制技術
(5) SCCメカニズム
講師: 羅 雲 教授(上海交通大学、東北大学流体科学研究所・客員教授)
日時: 平成21年8月3日 (月) 14:50 〜 16:20
場所: 東北大学流体科学研究所1号館 講義室
題目: 人工筋肉による患者のQOL向上
(Artificial Muscles for Enhancing Patient's QOL)
概要:
機能性材料研究の進歩が人工筋肉の実現可能性を大きくした。様々なスマート構造にとどまらず、医療工学分野でもその応用が注目を集めた。人工筋肉研究の歴史、現状及び不足点を解説し、生体機能代替システムへの応用例を紹介する。患者 QOL向上のために考慮すべき問題を提起し、その解決の道と今後の臨床応用を展望する。
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