本プロジェクトでは、垂直統合型企業群による戦略的研究開発を促進するために、【ステップ1】としてコンソーシアム会員企業と、 【ステップ2】として共同研究実施企業の2つの区分を用意しました。
【ステップ1】
コンソーシアム会員企業では、(1)最新公知情報を交換しあえる場、(2)有意義な人的ネットワークを形成できる場、 (3)ステップ2への参加資格が得られます。
【ステップ2】
共同研究実施企業では以下に説明する知財マネジメントを行う「パテント・マルシェ」への参加資格が得られ、 秘密保持義務を伴った具体的な戦略的研究活動は東北大学と企業間の共同研究契約によってマネジメントされます。
1.「東北大学単独発明」の扱い方
コンソーシアム開始「後」に生まれた知的財産は、例え東北大学単独であっても大学と共同研究実施企業との共同出願が可能。
→企業は大学の基盤技術の非独占権を必ず確保可能
→大学は広く基盤技術を普及可能
2.「共同発明」の扱い方
独占か非独占かで選択可能
→事業化に向けた企業ニーズに即した知財マネジメントが可能
3.時系列的な共同研究マネジメント
共同研究は大学を軸に1対1の対応で行うが、事業化しようとしている企業の希望を基に、 大学と事業化に向けた複数企業間の連携の輪を広げる活動を促進