近年,設計要求の多様化から複雑現象の解明が求められ,実験計測および数値計算技術に含まれる不確実性への対処が求められるようになってきた.不確実性低減の取り組みとして,両技術を融合するデータ同化法には大きな可能性が期待できる.しかしながら,データ同化法は気象海洋分野での活用の歴史が長く,工学分野の主要目的である"設計"にデータ同化法を用いるためのノウハウは全くといっていいほど存在しない.本研究会では企業が設計においてデータ同化法を利用するのに必要な「手順・知識」を構築することを目的とする.そのために,研究会では企業側の参加を募り,ニーズのより正確な把握を試みる.必要とあれば新たな手法の開発も行い,また,データ同化法の新たな適用先の掘り起こしを行う.
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日本機械学会計算力学部門 設計に活かすデータ同化研究会
Technical Section on Data Assimilation for Engineering Design / April 2015 - March 2019