東北支部について
東北支部長就任挨拶
令和7年6月1日
日本工学アカデミー東北支部長就任のご挨拶
日本工学アカデミー 東北支部長
長坂 徹也
神本正行先生の後任として日本工学アカデミー東北支部長を務めることになりました。微力ではございますが、支部会員の皆様のご協力を得ながら任務を遂行していきたいと存じます。皆様のご指導ご鞭撻を賜れれば大変有難く存じます。
日本工学アカデミーでは、政策提言委員会の委員、ジェンダー委員会のアドバイザーも務めております。いずれも東北地区でのEAJ活動の活性化にとって重要な議論がなされている場ですので、東北地区の会員の皆様へのフィードバックと皆様のご意見を募ることに尽力したいと存じます。特に後者は、少子高齢化の影響を最も強く受けている東北地区にとって女性研究者・技術者、そして起業家の益々のステータス向上は死活問題でもありますので、同委員会での動きは積極的に東北支部で連動させたいと存じます。実際に、最近2年ほどの間にアントレプレナーシップ関連の支部シンポジウムを開催させて頂き、新進の女性起業家の皆様に熱い思いを語って頂きました。起業のみに拘るものではありませんが、アントレプレナーシップは独創的研究遂行の本質にかかわるものと理解しておりますので、今後もこれらを中心に東北支部を盛り上げるための企画を立てていきたいと存じます。例えば、直近で東北地区からは地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)に2校が採択になりました。第1期では北大が採択されていることから、北海道支部との合同で採択3校による計画概要と戦略を語って頂くシンポジウムを企画しております。この3校には地域の多数の工学系高等教育機関が含まれておりますので、一体感を持った協力関係構築の一助になれば大変意義深いものになると期待しております。
混沌とした最近の世の中ですが、閉塞感打破の為にも日本工学アカデミーの役割、地域の使命がますます重要さを増していると考えられます。東北支部の活動推進のため、支部会員の皆様のご協力を重ねてお願い申し上げます。