研究成果の詳細例

微小重力液滴燃焼

ガスタービンエンジン、dhi-zeruエンジンなど、多くの実用高負荷燃焼器中では、その燃焼形態は、高圧下における噴霧燃焼となっています。しかし、噴霧燃焼は非常に複雑な現象であることから、詳細なメカニズム解明は十分とはいえません。

噴霧は多くの液滴が分散したものであると考えたとき、液滴燃焼は、噴霧燃焼の最小単位であるといえます。液滴燃焼は、熱・物質の輸送および相変化を含んだ不均質系燃焼の最も基本的な形態として、様々な研究が行われています。本研究室では、これまで、液滴燃焼に関する多くの研究を行ってきました。特に、高圧環境下における液滴燃焼メカニズムに関する研究、乱流と液滴燃焼の相互作用などについての研究を行っています。

液滴燃焼の研究は、初期液滴径が1mm程度の液滴を用いて行われる場合が多いのですが、このような液滴径では、燃焼の過程で生じる自然対流の影響が無視できなくなります。そこで、本研究室では、自然対流の影響を除く目的で、日本無重量総合研究所(MGLAB)の落下坑施設を利用し、微小重力環境下にて実験を行っています。

微小重力液滴燃焼


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