伝熱制御研究分野 -Heat Transfer Control- 小宮研究室

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12th ANCW


むしっとした暑い12月を過ごしております、D1小泉@シドニーです。

11月、12月をまたぐ2日間、メルボルン大学で開催された12th Australasian Natural Convection Workshopに参加してきました。学会名にあるように、本学会は自然対流に特化しています。留学先であるシドニーから向かったため、日本人としては国際学会であるものの同時に国内学会でもあるという、なんとも不思議な感覚でした。

さて、実際の発表では、昨年の国際学会に比べスムーズに話すことができました。より自分の研究に自信や責任が持てた現れだと感じており、素直に嬉しいです。一方、学会準備は焦りながらとなってしまったため、余裕を持って取り組むべきだったという反省もあります...。

また、学会は研究活動の途中にあるものであり、ゴールではないということを実感しました。留学先の研究室のポスドクの方も発表しましたが、シドニーに戻ってきてから早速、質疑応答を参考に次の研究計画を立てており見習うべきだと感じます。自分がいただいたコメントの多くは3次元性に関するもので、ちょうど留学先で取り組んでいる内容であり、学会と研究活動の繋がりを認識できました。

今回の学会は規模が大きくないものの、その分参加者間の距離が近く、昨年参加した学会よりもたくさんの方と、特に同年代の現地の博士課程学生と交流できたことは良い経験です。博士に関する価値観を見直すことができ、特に日本と海外の博士は違うという偏見は正しくないと感じました。例えば博士課程進学者数等のデータ的には違えど、博士課程学生当人が感じていることは日本でも海外でも似ているなと感じ、ある種の仲間意識のようなものが芽生えました。偏見という無意味な壁を作らず、様々な場所が活動範囲であるという認識に切り替えられたことは人生にとって大きいと思います。

最後に、発表練習等でコメントをしていただいた皆様、ありがとうございました。

D1 小泉匠摩






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