Event2024イベント2024
熱工学コンファレンス2024
帰国したての小泉は、10月、山口県山口市で開催された熱工学コンファレンス2024に小宮先生と参加しきました。
発表したセッションは2日目午前、オーガナイズドセッションの乱流伝熱研究の進展(1)です。正直私の研究は流れに関するものではあるものの、乱流を扱っているわけではないこともあり緊張していました。頂いた質問の一つに、数値シミュレーションの近似の妥当性に関するものがありました。これまで、ある論文を参考にこの近似を使用していましたが、世の中で使用されている値はまた別のものがあると議論を通じて学びました。
特別講演では、「獺祭」の酒造である旭酒造株式会社会長の桜井さんのお話を聞くことができました。どうして純米大吟醸を作ろうとしたのか、当時の酒文化と照らし合わせたお話をされていました。アメリカにも日本酒製造の蔵をつくったようで、「他が手を付けないことをする」という考え方は研究においても参考となると感じます。
懇親会では思いがけず、以前の伝熱シンポジウムで知り合った他大学の博士課程の学生と再会しました。お互い学年も進んだということで、研究の進捗はどうか、や博士号を取得できたら何をしたいかなどの話が弾みました。分野が少し違うと、知っている先生も違うんだなぁと当たり前ですが実感したことを覚えています。
帰りは時間が合うフライトがなかったため、山口から仙台まで新幹線を使いました。それまでの時間、ふぐやくじらのお寿司を食べてみたり隠れ家的なカフェに行ってみたりと、温泉街を楽しむことはできませんでしたが、有意義な時間を過ごしました。
最後に発表練習に付き合っていただいた皆様、ありがとうございました。
D2 小泉匠摩






