低乱熱伝達風洞の特徴

本風洞は、各種の基礎研究を実施する上で好適であり広い分野の研究・実験に使用できるように設計された単路回流型の汎用低乱風洞です。

測定部は開放・密閉両型式に交換可能であり、風の性質が極めて良い(乱れ強さが極めて低い)のが特徴です。また、風洞においては、測定部の風速分布が一様であることが要求されますが、本風洞の風速分布の平均風速からの偏差は僅かに±0.02%以内(密閉型測定部)と、風速分布は非常に良好です。

性能試験については高速力学研究所報告第44巻第395号高速力学研究所報告第54巻第450号を御覧ください。


低乱熱伝達風洞主要諸元

開放型測定部

密閉型測定部


型式

 単路回流型

測定部(開放型)

 長さ:1.42m, 第2ノズル対辺距離:0.81m 正八角形断面,
 風速:5~80m/s 
 開口面積:約0.544m^2 

測定部(密閉型)

 長さ:3.5m, 対辺距離:1.01m 正八角形断面,
 風速:5~70m/s
 開口面積:約0.845m^2 

送風機

 軸流1段, 前置及び後置静翼付, 電動機直結型,
 入力直径:1.54m, 定格風量:53m3/s, 圧力差:1.18kPa

電動機

 インバータ方式, 定格回転数:1100rpm
 出力:110kW

風洞寸法

 長さ:26m, 幅:9.5m, 高さ:4.3m


低乱熱伝達風洞平面図&側面図
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低乱風洞密閉型測定部3次元CAD[STEP]
低乱風洞密閉型測定部3次元CAD[Parasolidバイナリ]
低乱風洞密閉型測定部3次元CAD[Parasolidテキスト]
低乱風洞密閉型測定部2次元図面[PDF]

低乱風洞開放型測定部3次元CAD[STEP]
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低乱風洞開放型正方形断面ノズル測定部3次元CAD[STEP]
低乱風洞開放型正方形断面ノズル測定部3次元CAD[Parasolidバイナリ]
低乱風洞開放型正方形断面ノズル測定部3次元CAD[Parasolidテキスト]
低乱風洞開放型正方形断面ノズル測定部2次元図面[PDF]