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大型衝撃波管


■特徴
 衝撃波管は気体中で平面衝撃波を発生する装置である。本大型衝撃波管は、1994年、カナダトロント大学航空宇宙研究所のグラス教授より、両研究所の国際共同研究の促進のためのために寄贈された装置であり(図2参照)、トロント大学ではアポロ計画に関わる研究が行われてきた装置である。全長約22mで、衝撃波管断面が100mm x 180mmの矩形断面を持つ。流体科学研究所に設置後、ピストンを用いた急速開口弁方式で無隔膜による駆動ができるように改良され、マッハ数Ms=1.5〜5.0の範囲で、速度ばらつきが±0.3で再現性よく実験が可能です。実験例としては、物体を過ぎる衝撃波1、超音速流れ中の物体まわり流れ2、衝撃波反射現象3等がある。



図1 大型衝撃波管外観図



図2 衝撃波管寄贈時のプレート(トロント大学から贈られたので、
"トロントショックチューブ"と呼ばれている。)
大型衝撃波管装置は、実験可能条件内での御利用になります。実験可能条件は、現在選定中です。詳細は御問い合わせください。

参考文献:
1. F. Ohtomo, K. Ohtani, K. Takayama, "Attenuation of shock waves propagating over arrayed baffle plates" Shock Waves, Vol.14, No.5-6, pp.379-390, (2005).
2. T. Kuribayashi, K. Ohtani, K. Takayama, V. Menezes, M. Sun, T. Saito, "Heat flux measurement over a cone in a shock tube flow" Shock Waves, Vol.16, No.4-5, pp.275-285 (2007).
3. D. Numata, K. Ohtani, K. Takayama, "Diffuse holographic interferometric observation of shock wave reflection from a skewed edge" Shock Waves, Vol.19, No.2, pp.103-112 (2009).

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