プロジェクト概要
次世代流体科学の展開に向けた戦略的国際共同研究プロジェクト
流体科学研究所は、流体科学分野の共同利用・共同研究拠点として、国内外の研究機関と共同研究を推進していますが、複雑・多様化する近年の流体問題を解決するには、様々な分野の世界のトップ研究機関が連携して問題解決することが不可欠です。本プロジェクトにおいて、次世代の流体科学の展開のパートナーとなる海外の主要研究機関に、研究所の優秀な若手研究者を選抜して派遣し、共同研究を実施することにより、次世代の流体科学研究を担う研究者を育成すると共に、国際共同研究ネットワークを構築します。
プロジェクトの特徴
- 複数分野の共同研究の同時並行的推進により、流体科学の特長である研究成果を他分野の重要問題解決と飛躍的な研究推進に繋げる複数分野横断的共同研究体制を構築します。
- 次世代の流体科学を担う異分野融合と他分野展開を推進する若手研究者を育成します。
研究者派遣
異分野融合と他分野展開を視野に入れられる優秀な若手研究者7名を1年間派遣して共同研究を実施します。
研究課題
社会の要請と流体科学の学術の動向について詳細に検討の上決定しました。
- 高度医療
- 細胞のメカノトランスダクション
- 多様な膜特性をもつ血球モデル
- 透過選択性機能を有する人工生体膜生成
- 有機分子内熱輸送特性の分子論的研究
- クリーンエネルギー
- 代替・新燃料の化学反応機構
- マルチフィジックスによる高温材料の損傷過程
- 高分子-固体間相互作用の分子論的研究
- 次世代航空技術
- 航空機設計における知識発見・意思決定支援のための方法論の確立
派遣機関
本研究所と共同研究実績のある世界のトップ研究機関を派遣先に選定しました。
マサチューセッツ工科大学(バイオ)
シラキュース大学(バイオ材料)
INSA- Lyon(材料)
アイルランド国立大学(燃焼)
スタンフォード大学(航空)
レンセラー工科大学(ナノ)