研究内容

大気圏再突入体・惑星突入体に代表される高速飛翔体の設計では、空力加熱、気体の解離反応に伴う空力特性の変化など、一般の航空機とは異なる現象に対応した設計が必要となります。本研究室では、世界最大・最高性能の自由ピストン型高温衝撃風洞 (HIEST) を中核設備として、超軌道速度膨張波管 (HEK-X)、遷音速自由飛行試験用バリスティックレンジ (HEK-G) を含めた国内最大となるJAXA角田宇宙センターの試験設備群を用い、大気圏再突入体、惑星突入体あるいは極超音速巡航機などの高速飛翔体特有の熱空力現象に関する基礎・応用研究を推進しています。

【研究のスコープ】
  • 宇宙機の極超音速気流条件における空力安定性・空力加熱の研究
  • 超短時間高精度計測のための自由飛行計測技術の開発
  • 膨張波管 (HEK-X)・バリスティックレンジ (HEK-G) を用いた宇宙飛翔体の研究