
組織と研究
組織
研究
流体科学研究所では、「流体・材料連携研究」を掲げ、長年にわたり、仏リヨン大学連合等との国際共同研究を推進してきた。2018 年には日仏双方に「リヨンセンター」を創設し、同センターを核として 「流体 + マクロ材料」分野で顕著な成果を挙げてきました。 そしてさらに、同研究所が世界的に強みを有する 「流体 + ナノ材料」 の 2 分野、「グリーンナノテクノロジー」に関する 日台による 「流体・ナノ電子材料連携研究」と、「燃料アンモニア」に関する 日仏サウジによる 「アンモニア燃焼・耐アンモニア材料連携研究」 を融合し、流体研を中心とした柔軟かつ強靭な国際アライアンス型の連携を担う 「統合流動科学国際連携研究拠点」 の構築を推進しています。
これまでの実績・成果
教員の配置
- リヨン連携ユニットに、仏国立応用科学院リヨン校 (INSA Lyon) の Jean-Yves Cavaille 教授を配置
- グリーンナノ & バイオセンサ連携ユニットに、台湾国立陽明交通大学 (NYCU) の寒川 誠二教授を配置
- ゼロカーボン連携ユニットに、アンモニアエンジン研究の世界的権威である仏オルレアン大学の Christine Rousselle 教授を配置
グリーンナノテクノロジー分野
- NYCU が本学を 「フラッグシップ大学」 に選定 ( 米イリノイ大学と世界で 2 校 )
- 日台ジョイントラボを 「大学対大学」 として全学拡大することを合意 (2023.6.5)
燃料アンモニア分野
- 「IHI× 東北大学アンモニアバリューチェーン共創研究所」を設置 (2022.9.1) 工学研究科、金属材料研究所、災害科学国際研究所等、全学のリソースを活用し、 産学連携により課題解決につなげる体制を構築
- Scopus「Flame stability, Flame, Ammonia」(2019~2023 出版論文 ) の 被引用数で、東北大学( 流体研 ) が世界 1 位 (1,232 回 )、2 位の英 Cardiff 大学 (831 回 )、3 位の仏オルレアン大学 (794 回 )を大きくリード
- 流体研小林教授が、基礎燃焼分野のノーベル賞とされる「Bernard Lewis Gold Medal」を受賞
- 水素・アンモニア政策を推進するシンガポール政府の学際国際研究拠点 CREATE (Campus for Research Excellence and Technological Enterprise) 及び政府・大学関係者が来学し、東北大学のCREATE 参画を協議 (2023.1.27)