目的・必要性

流動ダイナミクス教育研究の重要性と発展性

21COEでは、衝撃波の生じない超音速複葉機や、未来の高速移動体としてのエアロトレインなどの創造的な提案を世界に発信してきました。また、ナノ・メガ流動ダイナミクスに関わる学理を体系的に構築し、英文のレクチャーシリーズとして出版するなど、その成果を世界に問うてきました。また、国際共同研究や21COEの人材育成プログラムで若手人材を輩出し、国際的な研究教育ネットワークを確立してきました。

21COEの実績

研究業績 査読付きジャーナル論文 695件
国際会議発表論文 340件
Slow Dynamics in Complex System や Water Dynamicsの学理構築
エアロトレインの開発、ダイアモンドナノスライダーの研究
国際会議/シンポジウムの開催 流動ダイナミクス国際会議、リエゾンオフィス会議、学生が企画した国際会議・ワークショップ、Slow Dynamicsに関する国際会議など。
COEレクチャーシリーズの出版 全13巻 内9-13巻はナノ・メガ流動ダイナミクス学理構築シリーズ

グローバルCOEで目指すもの

本グローバルCOEで目指すものは、流動ダイナミクスと異分野知との融合による新たな流動ダイナミクスの展開によって、流動ダイナミクス教育研究の世界拠点を確立することです。つまり、情報流動融合分野反応流動融合分野ナノ流動融合分野極限流動融合分野の融合分野で新しい学術領域の創成をおこない、複数の国際連携フロンティアプロジェクト研究を通じて独創的人材を持続的に生み出してゆくイノベーション科学技術領域の創成へと発展させます。これらの研究活動に博士課程学生や若手研究者を大規模に参画させ、流動ダイナミクス国際コミュニティの中核となる人材を育成して、人類が局面する諸問題の解決や21世紀の高度でかつ安全で安心な生活の形成に貢献していきます。

JAXA、JAEAと連携して超音速複葉機プロジェクト原子炉流動リスクマネージメント・プロジェクトなどのフロンティアプロジェクト研究を推進し、これらの研究機関との人材交流・学生派遣をさらに強力に推進することよって、科学技術における国家戦略とも連携した教育研究体制を築いていきます。


刊行物