燃料電池の特徴
1.長く使える
水素と酸素を送り続ければいつまでも発電することができます。
乾電池のように使い捨てしたり、充電したりする必要がありません。
2.発電効率が高い
燃料電池は、電気化学反応によって燃料の持つ化学エネルギーを直接、電気エネルギーに変換します。 従来の発電のように、エネルギーの形を何度も変えることによって発生する損失が少なく、発電効率が高いといえます。
3.コージェネレーション(熱電併給)
発電の際に必然的に熱が発生するため、その排熱を家庭での給湯などに利用することができます。これにより電気と熱を合わせた総合効率は約80%にもなります。
4.環境にやさしい
大気汚染物質の排出がほとんどなく、騒音や振動も少ないです。
5.豊富な資源
燃料となる水素は、化石燃料(石炭、石油、天然ガス等)だけでなく非化石燃料(薪、炭等)から作ることができ、いろいろな原料が使えます。
6.多様な用途
大規模な発電用途から、工場やビルなどの電気と熱を供給する施設にも使え、小さなところでは自動車や家庭の電源、パソコンや携帯の電源まで幅広い用途に応用ができます。
参考文献
- 池田宏之助編著『燃料電池のすべて』日本実業出版社
- 本間琢也監修『図解 燃料電池のすべて』工業調査会
- NEDO技術開発機構ホームページ
- 日本ガス協会ホームページ
- 東京ガスホームページ