寒川先生、IEEEディスティングイッシュト・レクチャラーに選出
アイトリプルイー(IEEE:The Institute of Electrical and Electronics Engineers)は、160ヵ国以上、約50万人のメンバーから成る世界最大の専門組織で、電気・電子工学における技術革新の発展に寄与することを目的とした世界的に最も権威のある団体の一つです。
2019年のアイトリプルイー・ナノテクノロジー会議(IEEE Nanotechnology Council)にて、10名の科学者がそれぞれの専門分野における活躍とその講演技術、そして自ら提示する講演項目のナノテクノロジー領域に対する幅広い興味と高い先進性が国際的に評価され、ディスティングイッシュト・レクチャラー(DLs: Distinguished Lecturers)として選出されました。DLsは世界中の研究所や会議で講演を行う科学技術の専門家であり、その専門分野においてグローバルなコミュニティを作り発展させる役目を担っています。
寒川教授もその一人に選ばれ、これから2年間に渡って「Creating Green Nanostructures and Nanomaterials for Advanced Energy Nanodevices」という題目で、独自の技術で作製されたナノ構造およびナノ材料を用いたナノエネルギーデバイスにおける電荷、光子、フォノン、スピンの輸送制御に関する講演を世界各地で行います。
なお、寒川教授は2018年にアイトリプルイー・フェロー(IEEE Fellow)にも選ばれており、それに続いての受賞となります。