寒川先生、年頭のご挨拶(2021/1/1)
皆様、新年あけましておめでとうございます。
今年も研究室としては世界への挑戦を続けます。年頭に当たって皆様それぞれも自分の目標を定めて頂いたと思いますが、是非果敢に挑戦してください。
昨年は新コロナウイルスの感染拡大の為、研究教育活動に大きな制限がかかり、皆様のご努力にもかかわらず、十分に満足できる成果が得られなかったのではないかと思います。しかし、これは世界的なパンデミックの中で起きたことであり、生活の在り方、研究や教育の在り方、研究室の在り方、大学の在り方等、従来当たり前に過ごしてきた生活を見つめなおす良い機会になったものと思います。何事も一人ではできないことであり、人との連携や助け合いが如何に重要かを痛感した1年であったと思います。特にこのような国家的な危機においては国際連携が極めて重要です。世界を見渡すと東アジア、特に台湾は新コロナウイルス感染拡大を抑え込み、経済・科学技術活動は全く影響を受けることなく動いているのです。私共は長年に渡って台湾(国立交通大学)と連携して参りましたが、その連携により研究活動へのダメージを最小限に抑制でき、研究室全体としては昨年並みの成果を挙げることができたと自負しております。孤立するのではなく、世界に技術を発信し、世界にどんどん出ていくことの重要さを示しています。是非ともこの機会に、このような危機を乗り越えて一人一人の人生を如何にして豊かにしていくかということについて、考えてみてほしいと思います。
本年の私の目標は、中性粒子ビーム、量子ナノ構造およびそのデバイス、超先端ナノデバイスの実用化を目指した挑戦を具体的にスタートし、「半導体立国日本再び」を目指した国際産官学連携を立ち上げます。今年も研究室一丸となって、世界に発信していきたいと思います。
皆様の活躍と幸せを祈ります。