研究室紹介

行事

寒川先生、年頭のご挨拶(2022/1/1)


 皆様、新年あけましておめでとうございます。

 今年も研究室としては世界への挑戦を続けます。年頭に当たって皆様それぞれも自分の目標を定めて頂いたと思いますが、是非果敢に挑戦してください。

 昨年も日本では新コロナウイルスの感染拡大の為、研究教育活動に大きな制限がかかり、皆様のご努力にもかかわらず、十分に満足できる成果が得られなかったのではないかと思います。しかし、このような国家的な危機においては国際連携が極めて重要です。特に台湾は新コロナウイルス感染拡大を抑え込み、経済・科学技術活動は全く影響を受けることなく動いている国です。私は17年に渡って国立交通大学および国立陽明交通大学と連携して参りましたが、多くの友人を作ることができ、その台湾の哲学である「助け合い」精神に基づいて日本国内ではできないダイナミックな研究活動を実現することができました。孤立するのではなく、世界に技術を発信し、世界にどんどん出ていくことの重要さを示しています。昨年12月に東北大学と国立陽明交通大学の国際ジョイントラボラトリーの契約更新を実現して今年からいよいよ第二期がスタートします。第二期は国際産学連携に特化して日本産業界の復活を目指します。そのため、私自身は台湾を中心に活動をすることになります(つまり、両大学を兼務する形になります)。但し、寒川研究室の運営は今まで通り精一杯皆様に心を寄せて行いますので、全く心配する必要はございません。昨年来培ってきた助け合い精神を更に発展させ、何でも話し合える研究室にしていきたいと思います。

 本年の私の目標は、中性粒子ビーム、量子ナノ構造およびそのデバイス、超先端ナノデバイスの実用化を目指した挑戦を具体的にスタートし、「半導体立国日本再び」を目指した国際産官学連携を立ち上げます。今年も研究室一丸となって、世界に発信していきたいと思います。

 皆様の活躍と幸せを祈ります。


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