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流体研谷所長とトゥルーヒン物理学科長が覚書に署名

リエゾンオフィス ニュースレター No.1
2001年10月9日

東北大学流体科学研究所及び
モスクワ国立大学物理学部間における
リエゾン・オフィスの設立について


目 的

2001年9月19日、東北大学流体科学研究所及びモスクワ国立大学物理学部との間で、流体科学研究所 谷順二所長及び物理学部 V. Trukhin学部長により、リエゾンオフィス設立に関する覚書への調印が行われた。このリエゾンオフィス設立の目的は、これら二つの部局間における共同研究の発展、ロシアの大学・研究所と東北大学とをつなぐ学術ネットワークの構築、さらに教官・学生らの交流の活発化を図ることである。
東北大学は1998年にモスクワ国立大学との間で学生交流に関する学術協定への調印を行ったが、東北大学におけるロシア人留学生(大学院生)は未だ少数に留まっている。リエゾンオフィス設立の目的の一つとして、この留学生数を増やすことも挙げられる。

経 緯

去る2000年8月20、21日、仙台で「21世紀の研究と教育に関する国際シンポジウム:大学間の学術交流及び学生交流の役割」(ISRE 2000)の一環として、東北大学主催「大学間国際交流フォーラム」が開催された。この会議では、特に大学間におけるグローバルネットワークの構築、地域交流、国際的な共同研究の促進、研究・教育の場における問題点及び可能性が協議された。
このISRE 2000の討議内容の実現を目指し、東北大学宣言が公布された。この宣言には、学術及び教育における交流をさらに活発化するため、早急な手段を講じるという事項が盛り込まれた。モスクワ国立大学でのリエゾンオフィス設立が、この宣言に基づく第一段階の目標の一つとなるよう期待されている。

将来への展望

東北大学にとって、このリエゾンオフィスがISRE 2000からの発展の第一歩である。そのため、緊密な協力及び臨機応変な対応を目的として、先ず部局間レベルから共同研究を推進することとなった。流体科学研究所及び物理学部が双方の大学間の交流において重要な役割を果たしているため、これらの部局からの共同研究の検討を開始することとした。なお、リエゾンオフィスの現在の体制では、双方の部局の研究分野以外からも共同研究への参加者があるものとする。
本協定はあくまで部局間における共同研究の第一段階であるが、来る2002年3月、双方の関係者により、この協力を大学間レベルまで引き上げたいと考えている。さらに将来的には、モスクワ国立大学も東北大学にこのオフィスを開設する予定である。
最初は双方の大学間の共同研究プロジェクトから開始し、その後他の大学の研究者及び大学院生まで共同研究を広げることとなった。また、このリエゾンオフィスではロシアの研究所の活動を東北大学に紹介する予定である。

組 織

リエゾンオフィスは物理学部低温物理学科に設置され、流体科学研究所及び物理学部の委員から構成される共同顧問委員会によって運営される。このリエゾンオフィス共同顧問委員会の内規は2001年9月21日に採択され、委員長は流体科学研究所所長を以って充てることに決定した。
日々の業務はリエゾンオフィスの職員が行ない、これら職員が連絡窓口となり、研究者間の対応へと進める。このようなシステムで事務効率を高めるものとする。
なお、リエゾンオフィスのホームページが開設予定である。このホームページでは共同研究に関する最新情報を提供する。

Edited by Vera VASIL'EVA and Etsuko HAGITA
<本ニュースレターの関連URL>
http://www.eng.tohoku.ac.jp/ISRE2000/
http://www.ifs.tohoku.ac.jp/
http://web.bureau.tohoku.ac.jp/international/
http://www.tohoku.ac.jp/index-e.html