センター概要About the Research Center

東北大学流体科学研究所未来流体情報創造センターは、流体科学分野におけるスーパーコンピューティング、計算機シミュレーションと実験の計測融合研究、流体情報の高度可視化等のための次世代融合研究システムを運用するとともに、国際会議の開催やデータベースによる研究成果の発信を行っています。学術的、社会的に高い研究目標を達成するために、次世代融合研究システムの利用はプロジェクト研究を主体とし、採択審査や評価を行っています。これらを通じて、流体科学研究所の使命、すなわち流体科学の基礎研究とそれを基盤とした先端学術領域との融合ならびに重点科学技術分野への応用による世界最高水準の研究の推進に貢献しています。

沿革

1990年12月Cray Y-MP8 / 8128 導入
1994年10月Cray C916 / 161024 導入
1999年9月未来流体情報創造センター設置
1999年11月SGI Origin 2000, NEC SX-5 / 16A 導入
2005年11月SGI Altix 3700, NEC SX-8 導入
2011年5月SGI Altix UV1000, NEC SX-9 導入
2014年5月SGI UV2000 増設
2018年8月Fujitsu Server PRIMERGY によるシステム導入
東北大学流体科学研究所 所長 丸田 薫

東北大学流体科学研究所
所長 丸田 薫

 地球環境と調和した人類社会の持続的発展の基礎である流動科学技術を先導するため、本センターでは「次世代融合研究システム(AFI-NITY)」として2018年8月に分散/共有メモリ型並列計算機システム FUJITSU Server PRIMERGY CX2550M4を導入し、マクロならびにミクロな視点から、物質の流れのみならず、熱、エネルギー、電磁波、情報の流れをも対象とした高度流体情報に関する研究を推進しています。
 実験装置に直結し実験と計算を一体化する次世代融合研究手法や大規模数値計算を駆使して、複雑な流れ場を解析し、得られた膨大な流体情報を高度可視化あるいはデータマイニングをすることにより、未知の複雑な流動現象を解明するとともに、人類社会の持続的発展に繋がるさまざまな流動現象の制御法や設計法を開発することを目指しています。

 本センターは、高度流体情報の国際研究拠点として、2001年から毎年、高度流体情報に関する国際シンポジウムを開催するとともに、国内外の大学や企業との共同研究プロジェクトも積極的に推進しています。

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