Students' Voice

リヨンセンターでの研修の前に何度か留学を経験しましたが、その際に感じたのは、グローバルな研究者やエンジニアになるためには専門知識を英語でアウトプットする能力が必要になるということです。東北大学大学院に編入した際、リヨンセンターの存在を教えていただき、ぜひ行ってみたいと思いました。
現在、伝熱工学の中でも自然対流に関する研究を行っており、自然対流を用いる機器の冷却効率の向上を目指して研究を行っています。INSA Lyonでは超音波流について学びました。私にとって初めて触れる分野でしたが、指導教員の先生方に基礎から応用まで丁寧に指導していただきました。これはリヨンセンターの利点の一つであり、通常の交換留学ではこのような体験はできないと思います。詳しく専門知識を学ぶことにより、英語でのディスカッションをより多くすることができるようになりました。INSA Lyonで学んだ超音波流を使うことで、自然対流の冷却効率の向上を行うことができるのではないかと考えています。
リヨンで知り合った方々はとても親切で、家に招待していただき、昼食をご馳走になったり、フランス語を教えてもらう代わりに日本語を教えたりするなどして親交を深めました。休みの日にはリヨン近郊のアルプス山脈にてトレッキングをして気分転換をすることもできました。修士修了後は発電所の設計に携わる予定ですが、この発電所の設計の際には、海外のエンジニアと英語でのディスカッションが予想されます。今回のリヨンセンターでの研修の経験を今後の人生に活かしていきたいです。