DEI推進活動
流体科学研究所では、性別や国籍に関わらず、誰もが活躍できる環境づくりを目指して、丸田薫研究所長をはじめとした教授陣がワーキンググループを構成し活動を推進しています。
最新情報
DEI推進に向けた流体科学研究所の取り組み
多様な人材の採用と育成
女性教員や外国人教員の採用を積極的に進めています。令和6年度には教授会の構成員に外国人教員が加わり、女性教員の人数も倍増しました。教員公募の際には、本学のDEI推進の方針を明記し、多様な応募者が集まるよう配慮しています。
育児と研究の両立支援
2014年度から、研究所独自の「ベビーシッター利用料等補助プログラム制度」を導入。研究や教育活動と育児の両立を支援するため、ベビーシッターや託児施設の利用料を補助しています。この制度は性別を問わず利用可能で、急な支援が必要な場合にも柔軟に対応が可能です。
また、育児中の教員を支援するため、技術補佐員の雇用制度も設けており、研究活動を継続できるよう、教員の負担軽減を図っています。育児休業を取得した教員は任期の延長が可能で、任用時には育児休業期間を考慮した業績評価を行うなど、柔軟な制度運用を行っています。
研究支援体制の充実
教員の研究時間確保と共同研究の推進を目的に、2025年度より国際研究戦略室を設置。業績報告や国際会議の運営、見学者対応などをサポートしています。2023年度からは新大学DBの活用により、教員の業績入力や分析の負担を大幅に削減しました。
多様性への配慮
研究所が主催し毎年開催される国際会議ICFDでは、700名規模の参加者のうち300名以上が外国人です。授乳や休憩、祈りの場として利用できる「Lactation/Quiet room(授乳・静養室)」を設置し、すべての参加者が安心して議論に集中できる環境を整えています。
なお、2025年10月には、研究所内にもQuiet room(静養室)を設置し、より働きやすい環境を目指します。
風通しの良い職場づくり
所長による個別面談を毎年開催し、働きやすい職場環境整備を行っています。また、教職員で構成される流研会では、茶話会等が企画され、教員や事務職員、技術職員が盛んに交流できています。
多様なニーズに応えるトイレ設備
誰もが使いやすく、安心して利用できるトイレ環境を各棟に整備しています。ベビーチェアやおむつ交換台、フィッティングボードも設置し、多様なニーズに対応しています。
女性構成員比率の推移(過去3年間)
教員
職名等 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度(見込み) |
---|---|---|---|
教授 | 1名/17名中(5.9%) | 1名/17名中(5.9%) | 1名/18名中(5.6%) |
准教授 | 1名/13名中(7.7%) | 1名/12名中(8.3%) | ☆3名/14名中(21.4%) |
助教 | 4名/17名中(23.5%) | 2名/17名中(11.8%) | ☆2名/12名中(16.7%) |
計 | 6名/47名中(12.8%) | 4名/46名中(8.7%) | ☆6名/44名中(13.6%) |
- (3月末現在)
- ☆は前年度より改善した事項
大学院学生
職名等 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度(見込み) |
---|---|---|---|
博士後期課程 | 5名/51名中(10%) | 6名/45名中(13.3%) | 1名/53名中(1.9%) |
博士前期課程 | 13名/118名中(11%) | 13名/120名中(10.8%) | 6名/118名中(5.1%) |
- (3月1日現在)
- 指導教員が各研究所に所属する場合に計上
- ☆は前年度より改善した事項
新規採用者(教授・准教授・講師・助教・助手)における女性比率(過去3年間)
2022年度 | 2023年度 | 2024年度(見込み) |
---|---|---|
1名/5名中(20%) | 1名/3名中(33.3%) | 1名/3名中(33.3%) |
- (3月末現在)
教授公募における女性応募比率(過去3年間)
(当該年度中に応募を締め切ったもの) | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度(見込み) |
---|---|---|---|
各年度の教授公募数 | 1 | 0 | 3 |
全応募人数と女性応募比率(延べ人数) | 0名/11名中(0%) | ー | 0名/10名中(0%) |
流体科学研究所DEI推進ワーキンググループメンバー
委員長 丸田 薫 教授
委 員 伊賀 由佳 教授
高奈 秀匡 教授
鈴木 杏奈 准教授
安西 眸 准教授