東北大学流体科学研究所と日立Astemo株式会社は、共同研究部門を開設し、第一期、第二期と成果を得ることができました。第三期は、「先端車輌基盤技術研究(日立Astemo)Ⅲ」として、低炭素社会の実現に向けた将来の車輌電動化に対し、モータを駆動する次世代インバータの超小型・軽量・高出力として期待される基盤技術の研究を推進いたします。東北大学流体科学研究所は、このような次世代技術の研究をもとに、日立Astemo株式会社との共同研究を実施することにより環境性能に優れた魅力ある製品開発に直結した新しい価値創出を目指します。
次世代インバータ向け新たな冷却システム構築と要素技術研究
次世代インバーターの超小型化を実現するために、気液二相流による伝熱促進技術を習得し、新たな冷却システムの確立を目指します。
Loop Heat Pipe (LHP)
レーザー溶融接合技術の数値解明
次世代インバータ銅配線の小型化と短時間接合を実現するために、レーザーによる固相から液相への数値解明による溶融接合技術の確立を目指します。
レーザー接合
はんだボイド発生予測技術の解明
次世代インバータの超小型化を実現するために、はんだ接合部信頼性向上に向け、はんだボイドの発生メカニズムの解明と予測技術の構築を目指します。
新冷却技術、レーザー溶融技術の最適化手法の構築
超小型で信頼性の高い次世代インバータ実現のため、新冷却技術とレーザー溶融技術の最適化手法の構築を目指します。
設計変数 x