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2025.08.19

第60回アジア太平洋航空局長会議(DGCA)で本学学生がICAO事務局長サラサール氏と対談(2025.7.28)

7月28日(月)、仙台で開催された第60回アジア太平洋航空局長会議(DGCA)において、ICAO(国際民間航空機関)事務局長 フアン・カルロス・サラサール氏、ICAO日本政府代表部 特命全権大使 大沼 俊之氏、航空保安無線システム協会 (JRANSA)理事長 工藤 正博氏と、東北で航空を学ぶ学生や航空保安業務に従事する若手職員との対談が行われました。

本学からは、流体科学研究所所属の谷津優希さん(工学研究科・阿部研究室 M1)、森本啓介さん(工学部・阿部研究室 B4)、Jakob Marian Kernさん(工学研究科 M2)の3名が参加しました。

対談では、サラサール事務局長らと学生・航空保安職員が、自らの夢や課題、理想の航空業界を実現するためのアイデアを共有しました。
参加した学生からは、次のようなコメントが寄せられています。

谷津優希さん
ICAO理事局長サラサール氏らとの対談では、主に航空運輸の運用上の課題がクローズアップされました。
私の普段の研究活動では、主に設計上の技術的な課題に取り組んでいるため、事故の防止策などといった議題は新鮮でした。
今後も自分の専門だけでなく広い視野を持って研究活動に取り組んでいきたいと思います。

森本啓介さん
私の研究対象である航空機に関して、実用化された場合運用上想定される課題について、サラサール事務局長および大沼大使のご意見を伺うことができました。また、航空大学校の学生の方々や若手管制官の方々が考える航空業界の課題についても伺うことができ、大変貴重な機会となりました。本対談の経験を活かし、今後も研究に励んでいきたいと思います。

Jakob Marian Kernさん
The discussion gave me insights into the future of aviation, and I was particularly interested in AI technology. During the conversation, the problems related to the predictability and reliability of AI systems became clear to me. It was highlighted that AI must not cause additional sources of error, but rather should support humans in their tasks. I would like to emphasize this principle in my future work. 



後列左から、ICAO日本政府代表部 特命全権大使 大沼 俊之氏、ICAO事務局長 フアン・カルロス・サラサール氏、JRANSA理事長 工藤 正博氏、Jakob Marian Kernさん、森本啓介さん、谷津優希さん。前列は航空大学校 仙台分校、仙台空港事務所職員の皆さん。



<関連リンク>
第60回アジア太平洋航空局長会議(DGCA)Webサイト