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2021.12.01

流体科学研究所・阿部圭晃助教の研究が「創発的研究支援事業」に採択されました

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)は、創発的研究支援事業の2021年度研究提案募集における新規採択研究代表者および研究課題を決定し、本研究所・マルチフィジックスデザイン研究分野・阿部圭晃助教の研究が採択されました。

研究課題名:異なる物理を繋ぐデータ駆動型の連成数理モデルの創出

研究概要:

人間が活用出来る自然現象の多くは2つ以上の物理系が組み合わさった「連成現象」です。流体力学など単一の物理系に関する高度な数値解析技術が確立されつつある一方、それらを複雑な連成現象に適用することは未だ容易ではありません。本研究ではデータ駆動型手法を活用した連成数理モデルを創出し、高度な数値解析と実験計測の融合による航空機機体設計への適用を端緒に、複雑連成現象の新たな学理と工学応用への路を拓きます。



<創発的研究支援事業とは>
特定の課題や短期目標を設定せず、多様性と融合によって破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指す「創発的研究」を推進するため、既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な多様な研究を、研究者が研究に専念できる環境を確保しつつ長期的に支援します。また、創発を促進するため、支援期間中は、異分野を含む多様な研究者同士が相互に触発し、切磋琢磨する「創発の場」を設けることで、破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指すものです。

【問い合わせ先】
流体科学研究所 高等研究機構新領域創成部
マルチフィジックスデザイン研究分野
E-mail: yoshiaki.abe*tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)

【関連リンク】
マルチフィジックスデザイン研究分野
科学技術振興機構ウェブサイト