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2024年12月10日(火)流体科学研究所において、リヨンとのリエゾンオフィスの20周年記念式典が開催されました。式典には、Marie-Christine Baietto国立応用科学院リヨン校(INSA Lyon)副学長、Christophe Corre国立中央理工科学校リヨン校(Centrale Lyon)副学長、Anne-Christine Hladkyフランス国立科学研究センター(CNRS)科学副ディレクター、本学からは植木俊哉理事・副学長、山口昌弘副学長にもご参加頂き、両国から約20名が出席しました。
リヨンにおけるリエゾンオフィスの歴史は、本学流体科学研究所と国立応用科学院リヨン校(INSA Lyon)との間で共同教育と共同研究の促進を目的に2004年1月に設置されたリエゾンオフィスに遡ります。同オフィスは同年7月には東北大学との大学間リエゾンオフィスに昇格し、その後2015年にはINSA Lyon やCentrale Lyonを含むリヨン大学連合と本学とのリエゾンオフィスに発展し、現在に至っております。この間リエゾンオフィスは、本学とリヨンにおける大学との研究と教育に関する組織的連携の象徴であり、さらにリヨンにおける大学、産業界や日本人コミュニティと本学とのネットワークを形成する重要な役割を担いました。
式典では、始めに植木俊哉理事・副学長からご挨拶が行われ、植木理事はこのリエゾンオフィスを通じて展開された組織間連携の拡大と深化の歴史を振り返り、さらに将来に向けては日仏を超えた多国間ネットワークの核となり、世界的な大学へと発展する足がかりとなる期待を述べました。特に、INSA Lyon、Centrale Lyonとの共同学位プログラム、CNRSおよび日本学術振興会の支援により推進したELyTプログラムによるサマースクールやワークショップによる学生と教員のネットーワーク化、CNRSによる国際共同研究ユニットELyTMaX や流体科学研究所のリヨンセンターによる常駐型ジョイントラボによる共同研究の推進に対して、リエゾンオフィスは重要なプラットフォームとなったことを強調されました。
続いてINSA LyonのBaietto副学長、Centrale LyonのCorre副学長、CNRSのHladky 科学副ディレクターからもそれぞれご挨拶を頂き、リヨンと東北大学における長い共同研究の歴史を振り返り、今後さらにネットワークが発展していくことへの期待が寄せられました。出席者一同、リエゾンオフィスが世代や幅広い研究分野をつなぐ持続可能なネットワークの中核となってきたことをあらためて確認し、今後の活動に向けて気持ちを新たにしました。

流体科学研究所のリエゾンオフィスでの記念写真

植木俊哉理事・副学長

Marie-Christine Baietto国立応用科学院リヨン校(INSA Lyon)副学長

Christophe Corre国立中央理工科学校リヨン校(Centrale Lyon)副学長

Anne-Christine Hladkyフランス国立科学研究センター(CNRS)科学副ディレクター