リヨンセンター(材料・流体科学融合拠点)

流動システム評価研究分野

  • 教授内一 哲哉

  • 助教武田 翔

次世代輸送システム、エネルギープラントにおいては、流動が誘起する構造材料の劣化・損傷に対して合理的に管理を行うことが重要です。本研究分野では、これらのシステムの高信頼化に資するセンシングおよびモニタリングに関する研究を行っています。電磁非破壊評価法による材料の劣化・損傷の評価法や高温環境センサの開発を行い、これらをオンラインモニタリングに適用することを目指しています。また、多様なセンサの融合による高信頼化センシングと逆問題的アプローチに関する研究を行っています。これらの研究をより効果的に行うために、材料科学分野やデータサイエンス分野の研究者と連携して研究を行っています。

電磁非破壊評価を用いたロケットエンジン燃焼室の劣化・損傷評価

ロケットエンジンの高信頼化のために、燃焼室の非破壊試験が重要な技術となります。本研究分野では、渦電流探傷法によるロケットエンジン燃焼室内筒の亀裂検出に関する研究を行っています。

高温環境センサの研究およびオンラインモニタリングへの適用

高温環境において動作するセンサを開発し、オンラインモニタリングに適用しています。図は、当研究分野で開発した空芯電磁石を用いた電磁超音波探触子であり、室温から700℃に至る環境において、計測を行うことが可能です。

電磁非破壊評価を用いた構造材料の劣化診断

残留応力、残留ひずみ、疲労、クリープなどの材料劣化を評価できれば、き裂などの損傷が顕在化する前に合理的に構造物を管理することができます。劣化に伴う材料の磁気特性変化に着目して、電磁非破壊評価法により劣化診断を行う手法の開発を行っています。新しい磁気的試験法の1種である渦電流磁気指紋法を提案し、鉄鋼材料の高精度かつ簡便な残留応力が可能であることを示しています。