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国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST) は、2024年度戦略的創造研究推進事業 (CREST) の新規採択研究課題を決定、総括総評を公表しました。その結果、新研究領域「予測・制御のための数理科学的基盤の創出」にて、流体科学研究所より航空宇宙流体工学研究分野 焼野 藍子 准教授 を代表とする研究課題が採択されました。
研究課題名:「決定論的支配方程式による非線形・散逸・偶然性の動力学」
2024年度 戦略的創造研究指針事業 (CREST) の新規研究課題及び評価者について
今年度に発足した本領域の初回となる今回の募集では、59件の応募のうち書類選考により12件に絞られ、面接選考の結果6件が採択されました。他領域を含むCREST全体では、東北大学からの応募は32件のうち4件が採択されています。
趣旨:
「流体力学」は人類の最も古い時代から現代に至るまで、重要な学術領域であり続けています。流れはナビエ・ストークス方程式と連続の式という決定論的な支配方程式に従っているものの、非線形性、散逸性、偶然性という三要素を有し、これらの現象を理解し制御することは一般には困難とされます。近年では、計算技術の向上などにより、更なる学術的新発見がなされていますが、「実問題へ適用した際の従来の数理科学理論の限界」についてはあまり議論されてきていません。経済安全保障の観点からも、流体力学の予測と制御のための数理科学的基盤の創出は喫緊の課題です。本研究提案では、東北大学流体科学研究所-東北大学材料科学高等研究所と、京都大学数理解析研究所とのこれまでの研究交流を発展させ、数学と工学の融合領域として「決定論的な支配方程式による非線形・散逸・偶然性の動力学の予測と制御に関する研究」を実施します。最新の数理科学により、実問題としての物理現象の解明と制御、将来的には異分野への応用を進めたいと考えています。
代表:
焼野藍子 博士 (東北大学流体科学研究所)
主たる共同研究者:
狩野隼輔 博士 (東北大学数理科学共創社会センター)
石川勲 博士 (愛媛大学データサイエンスセンター)


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趣旨:
「流体力学」は人類の最も古い時代から現代に至るまで、重要な学術領域であり続けています。流れはナビエ・ストークス方程式と連続の式という決定論的な支配方程式に従っているものの、非線形性、散逸性、偶然性という三要素を有し、これらの現象を理解し制御することは一般には困難とされます。近年では、計算技術の向上などにより、更なる学術的新発見がなされていますが、「実問題へ適用した際の従来の数理科学理論の限界」についてはあまり議論されてきていません。経済安全保障の観点からも、流体力学の予測と制御のための数理科学的基盤の創出は喫緊の課題です。本研究提案では、東北大学流体科学研究所-東北大学材料科学高等研究所と、京都大学数理解析研究所とのこれまでの研究交流を発展させ、数学と工学の融合領域として「決定論的な支配方程式による非線形・散逸・偶然性の動力学の予測と制御に関する研究」を実施します。最新の数理科学により、実問題としての物理現象の解明と制御、将来的には異分野への応用を進めたいと考えています。
代表:
焼野藍子 博士 (東北大学流体科学研究所)
主たる共同研究者:
狩野隼輔 博士 (東北大学数理科学共創社会センター)
石川勲 博士 (愛媛大学データサイエンスセンター)


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